ゴルフの本質
★読んで欲しい人
・何を練習していいのかわからない人
・ゴルフを始めたばかりの人
⚫練習の目的
唐突ですが、問題です。
『少ない打数で上がるために必要なこと?』
考えてみましょう。
おそらく、だいたいの人が、こう考えたのではないでしょうか?
・ナイスショットの確率を上げる
・そのためのスイングを作る
確かに、間違いではないです・・・が、
これらは、手段の一つであり
そればかりを目的にすると、
だんだんゴルフが苦しいものになっていきます。
正解は、最後の方で・・・
●上がってナンボ?
ゴルフの本質
というキーワードで、検索してみて下さい。
ほぼ、このようなニュアンスで書かれてあるはずです。
特定の場所から、特定の道具を使って、ボールをいかに少ない打数でカップに入れるか競うゲーム。
まったくその通りです。
ゴルフは、距離を競うゲームではありません。
ゴルフは、スイングの格好を競うゲームではありません。
ゴルフは、ショットの良い悪いを競うゲームでは、ありません。
ただ純粋に、打数を競うゲームなのです。
いったってシンプルです。
頭では、わかってると思います・・・
でも、本当に心で感じてますか?
●結果のミスと過程のミス
ミスには、2種類のミスがあります。
結果のミスと、過程のミスです。
結果のミスとは
当たりが良かったのに結果がよくなかった、という状態です。
例えば、突然風が吹いてきたり、アンラッキーな出来事があったり・・
「ショットは良かったけどな〜」
これ、言ったことありませんか?
過程のミスとは、
当たりが悪かったミスのこと。
ちょっとトップしたとか、
ちょっとダフった、とか。
でも、当たりが悪くても、結果が良い場合もありますよね。
私は、よくこんなお話しをします。
『ナイスショットだろうが、ミスショットだろうが、1回でカップに入れば、ホールインワン。』
ホールインワン保険の規約には、ミスショットは認めません・・と書いてないはずです。
その一方で
『このホール、ナイスショットが2回あったから、1打オマケして。』
とは、ならないはずです。
同じミスでも結果のミスと、過程のミス
この2つを切り離して考えることが大切なのです。
スコアメイクが上手い人は、ゲーム中の、過程のミスは気にしません。
結果オーライも良し!
という考えでゲームを楽しんでます。
⚫練習時の自己採点
練習の時から、ショットに自己採点を付けてみましょう。
子供の頃の通知表を思い出して下さい。
5段階で、評価されていたはずです。
それを、練習時の内容に、あてはめて考えます。
1 空振り
2 当たりも悪く、打球が目標に向かって行ってない。
3 当たりは良い。でも、打球が目標に向かって行ってない。(アプローチの場合は距離が合ってない)
4 当たりはイマイチ。でも、打球が目標に向かって行ってる。(アプローチの場合は、目標の周辺に行ってる)
5 当たりも打球の行方もイメージ通り。
ショットの内容は、5段階中の何点なのか?
“3”の練習ばかり、してませんか?
⚫本番に強くなる考え方
それでは冒頭の問題の答えです。
①目標にボールを打ち運ぶこと。
②距離を合わせること。
この2つだけです。
いたってシンプル。
プロゴルファーは、アンダーでプレーしなければ、ご飯が食べていけません。
だからこそ、結果も過程も、こだわります。
練習の時も、“5”にこだわります。
それが仕事ですから・・
皆さんは、プロと同じことをしなくても、いいんです。
“4”を増やす練習をして下さい。
結果を良しとする心が、
本番に強くなる考え方、練習の仕方なのです。
狙った方向に打つ。
距離を合わせる。
この2つを、もっと意識して練習してみましょう。
悩んだ時、迷った時は、ゴルフの本質を思い出して下さい。